取扱事件

刑事事件

国選弁護事件・当番弁護士事件

いわゆるイソ弁時代には随分と窃盗から殺人まで種々雑多な事件をやりました。殺人等の重大事件等の否認事件では、大いに事実分析と法廷での尋問能力を磨く機会となりました。
私が弁護した刑事事件の中で、「白いマンションの出来事」(笹倉明著、1994年文芸春秋社)及び「推定有罪」(笹倉明著、1996年文芸春秋社)の2冊が小説となっています。刑事事件に興味のある方はお読み下さい。なお、笹倉明氏は1989年の直木賞受賞者です。

「推定有罪」が岩波現代文庫から文庫本として出版されました。解説を野村が書いておりますので、是非お読み下さい。

私選弁護事件

国選でも私選でも事件の中味が違うわけではありません。大きな違いは、国選では弁護士を選べないので、当たりはずれが大きいと言えます。
私選弁護でも信頼できる弁護士を見つけることはなかなか困難です。
2004年1月初め、私はある少年の刑事弁護の相談を受けました。相談者(少年の母親。父親は事故死で母子家庭。)は相当の弁護士費用を払ってまでに依頼したほうがよいのかどうか迷っていました。少年の祖父は元警察官で、弁護士など頼まなくてよい、という意見でした。少年は12月暮れに逮捕され、クリスマスも正月もありませんでした。家族は警察の年末・年始休暇のために面会できず、何故少年が逮捕されたのかも納得できないまま悶々としていました。私は、「結果は保証できませんが、できる限りのことはします。」と言い、受任直後の夜から少年に面会に行きました。(一般人の面会と違って、弁護士面会は土、日、夜であっても可能です)。
何度も警察や鑑別所に面会に行き、家族の方とも打ち合わせをしました。その結果、少年は保護観察処分で釈放され、今は元気に勉学に励んでいます。
事件が終わりになるころ、少年の母親は「もっと早くにお願いすればよかった。」と後悔していました。弁護士に依頼することは一大決心のいることです。しかし、私は、「依頼してよかった。」の一言を聞くために努力しています。

これまで担当した刑事事件の罪名としては、殺人に関する罪、強盗に関する罪、暴行・傷害に関する罪、窃盗に関する罪、詐欺に関する罪、脱税に関する罪、不正競争防止法等知的財産に関する罪、青少年保護条例などの条例違反の罪、その他です。