学 術・教 育



(1) 名称 日本芸術文化振興会
(2) 所在地 〒102−8656 東京都千代田区隼町4−1
(3) 情報公開担当部署 経理部経理課
(4) 電話番号 03−3265−7411
(5) FAX番号
(6) ホームページアドレス 国立劇場:http://www.ntj.jac.go.jp/
新国立劇場:http://www.nntt.jac.go.jp/
(7) 根拠法 日本芸術文化振興会法
(8) 主管官庁 文化庁文化財保護部伝統文化課、同長官官房総務課、同文化部芸術文化課
(9) 設立年月日 昭和41年7月1日
(10) 事業目的 芸術家及び芸術に関する団体が行う芸術の創造又は普及を図るための活動その他の文化の振興又は普及を図るための活動に対する援助を行い、あわせて、わが国古来の伝統的な芸能の公開、伝承者の養成、調査研究等を行い、その保存及び振興を図るとともに、我が国における現代の舞台芸術の公演、実演家等の研修、調査研究等を行い、その振興及び普及を図り、もって文化の向上に寄与することを目的とする。
(11) 子会社・関連会社数 公表数 1社(公益法人)
(12) 役員数・天下り状況 9名中6名(文化庁1、文部省3、大蔵省1、行政管理庁1)
(13) 役員報酬総額
(トップ年俸推定額)
1億2126万円(2,100万円)
(14) コメント

 日本の芸術の発展と伝統芸能の保存を図るために昭和41年に設立された特殊法人である。伝統芸能の公開及び現代舞台芸術の公演の実施、伝統芸能伝承者の養成や舞台芸術関係者の研修、伝統芸能や現代舞台芸術に関する調査研究、劇場施設の運営などを行っている。
 平成2年3月には、政府からの出資金と民間からの寄付金により芸術文化振興基金が創設され、その運用益によって芸術文化活動に対する幅広い助成が行われている。当会の国立劇場(東京・隼町)、国立能楽堂(東京・千駄ヶ谷)、国立文楽劇場(大阪・日本橋)は、これまで伝統芸能の総合センターとしての役割を果たしてきた。現代舞台芸術の振興を目指し着工していた新国立劇場も平成9年2月、東京・初台に完成し、平成9年10月10日こけら落とし公演が行われたところである。新国立劇場はオペラ劇場ほか演劇や舞踊のための中劇場、実験演劇上演を想定した小劇場を持つあらゆる領域の舞台芸術対応の施設で、総工費750億円、約4年半をかけて完成したものである。設置は当会が行い、運営は財団法人新国立劇場運営財団が行うとされている。
 平成8年度の経常収益は127億3,079万円であるが、うち66億2,621万円は国庫からの補助金である。公演事業収入は2億2,712万円で、公演事業費を7億円近く下回っているような状況である。平成7年2月24日閣議決定で「日本芸術文化振興会については、事業の達成度等に照らし伝統芸能後継者養成事業の見直しを行うとともに、施設の利活用の促進、公演諸経費の縮減、各種料金体系の見直しなど事業の採算性を高めるための方策を講ずる」とされているようにコスト意識を高め、事業毎の費用対効果をチェックし、民営化できるものは民営化する、採算が合わず国の事業として行う必要のないものについては廃止していく、施設の管理運営は民間委託する等の対応が必要だろう。

(15) 最近の動向